寿司ドミの素 #1 steve gadd
こんにちは寿司ドミナントの中の人です。
彼らが無謀にもブログ毎日更新という恐ろしいことを宣言してしまったので
助っ人外人のごとく参戦する羽目になってしまいました…
寿司ドミの素とは…
CDを聴いてもらった方や路上で立ち止って頂いた若いお客さんから、「今の曲は誰のですか?」
「誰に影響うけてるんですか?」みたいな質問をされることがよくあります。
いつかはお答えしなければと思っていたのでこれを機会に、寿司ドミ三人が影響を受けたアーティストなどを独断と偏見で掘り下げていこうかな…という企画です。
三人ともかなりの音楽オタクなのでマニアックになりすぎないように気をつけます。
記念すべき第1回目は太一が好きなドラマー、スティーブガッドです。
ドラムを齧ってる人なら知らない人はいないほどの恐れ多いビッグネームです。
彼はもともと陸軍のマーチングバンドの出身で、そこで培ったスネアのルーディメンツを
ドラムセットに落とし込んでいきます。これによってドラマーの表現方法がものすごく増えたのですね。現代ドラム奏法の型をつくったといっても過言ではないでしょう。
ハウスやクラブミュージックなどでよく使われる4つ打ちビートも実は彼が開祖だったりします。
いまだにスーパーやラジオなどでよく使われているヴァンマッコイの”ハッスル”
実はコレ、彼が叩いてるんです。フィルインとかはまったく古さを感じませんね。
余談ですがこの曲は元々、スタジオで収録曲を録りきって時間が余っていた時に、見学に来ていたマッコイの奥さんから
「なんかディスコっぽい曲やってよ~」てな感じで遊びで収録した曲らしいです。
それがまさかヴァンマッコイ最大のヒットになってしまうとは…
ガッドを一躍有名にしたのはジャズロックの雄、
Steely danのアルバム"Aja"でのドラムソロといわれています。
このSteely danは大御所のスタジオミュージシャンにも、いいフレーズが出るまで何日も拘束して何回も弾かせるといった、予算的にも超恐ろしいアルバムの作り方をしていたのですが
ガッドは譜面にもめっぽう強かったので難解なフレーズもすぐに理解し、なんと1発OKをだしてしまったのです。アウトロでは彼のドラミングが凄すぎて、収録中にも関わらずに他のプレイヤーが聴き入ってしまい何もできなかったらしいのですが、そのままのテイクが使われています(笑)
サックスはウェイン・ショーター、ギターはラリーカールトン、ベースはチャック・レイニーなどなど…スタジオミュージシャンのロイヤルストレートフラッシュですね。
彼についての逸話は山のようにあるのですが、あまりマニアックになりすぎないことがテーマなのでここらへんにしときましょう。ちなみに太一はフィルインを入れるときに時々立ち上がるのですが、あれはガッド先生の真似らしいです。
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